わしが「レコード大賞が「USA」でなかったのは
ペテンだ」と書いたら、「レコード大賞なんてそんな
ものなのに怒るなんて情弱だ」と批判してくる者が
いるが、頭は大丈夫なのか?
わしが本気で怒ってると思ってるの?
怒ってるふりしなきゃ、ピエロになってみせなきゃ、
大衆とともに楽しむことなんて出来ないじゃないか。
しかし、レコード大賞なんてオワコン、紅白歌合戦も
オワコン、そもそもテレビなんてオワコン、今は
YouTubeが権威だなんて、恐ろしく古い観念の者が
いる。
YouTubeの再生回数に権威を見出す者なんて、未だに
「流行」こそ真理だと思い込んでる化石脳の者だろう。
平成最後の紅白歌合戦は41・5%もあったという。
それこそネット他の媒体があるのに、この数字は凄い。
米津玄師の生歌唱は本当に歌が上手いんだとYouTube
じゃわからなかった感動を与えてくれたし、MISIA
の歌唱力は、レコード大賞で見せてくれた感動を、
またしても再現してくれた。
YouTubeのダメなところは人の魂を震撼させる実力が
伝わらないところだ。
コンサートに行けば、それが味わえるのだろうが、
コンサートに行ってみたいと思わせる歌手の実力は、
やはりテレビで知る他ないのである。
今年の紅白は、番組全体として、わざとらしい演出が
減って見やすかった。
松任谷由実やサザンが大御所となったことが、時代が
変わったという感慨もあった。
テレビがオワコンと思ってる人は、この話題にもついて
いけまい。
紅白歌合戦は毎年、復権するために必死で試行錯誤を
繰り返している。そして今年は復権した。
レコード大賞も復権しなければならない。
それはYouTubeの再生数を権威にすることなく、
「国民的な楽曲」は何かを公平に審査するシステムを
取り戻すことから始めるしかない。
冷笑的に「オワコン」を繰り返す意見より、あえて
怒ってみせて、いかに歌が好きな人間がいるかを見せ
つける事の方が、日本の歌謡界に貢献することになる
のだ。